エックスサーバー で Git コマンドを使用する方法

こんにちは、KUCKLU(くっくる)です。

本日はエックスサーバー(Xserver)で Git コマンドを使用する方法です。情報が少なかったのと、ググった情報だとインストール出来なかったので、メモとして残しておきます。エックスサーバー(Xserver)と銘打っていますが、その他のレンタルサーバーや VPS、クラウドでも応用できると思います。

ご注意いただきたい事として、この記事では Git とは何か?ということは説明していません。また、Git コマンドが利用できるようになるまでの道のりは険しく、黒い画面(SSH ターミナル)を使用して、Git をソースコードからインストールする必要があります。万が一失敗したとしても、自己責任でお願いいたします。

【追記】 2016 年 5 月 17 日
以前まで掲載していた方法では、インストールに失敗する為、最新情報に更新しました。

エックスサーバー(Xserver)に Git をインストールする全コマンド

エックスサーバーに Git をインストールする為の SSH コマンドは以下です。正直、結構長いですが、頑張ってみてください。また、wget コマンドで、各リソースをダウンロードしていますが、2016 年 8 月 15 日時点での最新バージョンである点にご注意ください。

【追記】 2016 年 8 月 15 日
インストールするライブラリのバージョンを更新しました。

$ cd $HOME
$ mkdir ./opt
$ mkdir ./tmp
$ mkdir ./tmp/openssl
$ mkdir ./tmp/libtool
$ mkdir ./tmp/libssh2
$ mkdir ./tmp/curl
$ mkdir ./tmp/expat
$ mkdir ./tmp/git
$ cd ./tmp
$ wget https://github.com/openssl/openssl/archive/OpenSSL_1_0_2h.tar.gz -O openssl.tar.gz
$ wget http://ftp.jaist.ac.jp/pub/GNU/libtool/libtool-2.4.6.tar.gz -O libtool.tar.gz
$ wget https://github.com/libssh2/libssh2/archive/libssh2-1.7.0.tar.gz -O libssh2.tar.gz
$ wget https://github.com/curl/curl/archive/curl-7_50_1.tar.gz -O curl.tar.gz
$ wget http://jaist.dl.sourceforge.net/project/expat/expat/2.2.0/expat-2.2.0.tar.bz2 -O expat.tar.bz2
$ wget https://github.com/git/git/archive/v2.9.3.tar.gz -O git.tar.gz
$ tar -zxvf openssl.tar.gz -C ./openssl --strip-components=1
$ tar -zxvf libtool.tar.gz -C ./libtool --strip-components=1
$ tar -zxvf libssh2.tar.gz -C ./libssh2 --strip-components=1
$ tar -zxvf curl.tar.gz -C ./curl --strip-components=1
$ tar -zxvf expat.tar.bz2 -C ./expat --strip-components=1
$ tar -zxvf git.tar.gz -C ./git --strip-components=1
$ cd ./openssl
$ ./Configure --prefix=$HOME/opt/openssl linux-x86_64 no-asm no-hw shared
$ make
$ make install
$ cd ../libtool
$ ./configure --prefix=$HOME/opt/libtool
$ make
$ make install
$ echo 'export PATH=$PATH:$HOME/opt/libtool/bin' >> $HOME/.bash_profile
$ source $HOME/.bash_profile
$ cd ../libssh2
$ ./buildconf
$ ./configure --with-libtool-prefix=$HOME/opt/libtool --with-libssl-prefix=$HOME/opt/openssl --prefix=$HOME/opt/libssh2
$ make
$ make install
$ cd ../curl
$ ./buildconf
$ ./configure --with-ssl=$HOME/opt/openssl --with-libssh2=$HOME/opt/libssh2 --prefix=$HOME/opt/curl
$ make -i
$ make -i install
$ cd ../expat
$ ./configure --prefix=$HOME/opt/expat
$ make
$ make install
$ cd ../git
$ make configure
$ ./configure --with-curl=$HOME/opt/curl --with-openssl=$HOME/opt/openssl --with-expat=$HOME/opt/expat --prefix=$HOME/opt/git
$ make -i
$ make -i install
$ cd $HOME
$ rm -rf ./tmp
$ echo 'PATH=$PATH:$HOME/opt/git/bin' >> $HOME/.bash_profile
$ source $HOME/.bash_profile

以上で、エックスサーバーに Git がインストールされました。試しに $ git --version と入力してみてください。インストールされている Git のバージョン番号が表示されるはずです。

ここまで、長いコマンドを記しましたが、クライアントワーク等で毎回長いコマンドを入力するのは物凄く億劫なので、簡単なコマンドを入力したら後は放置するだけで、インストールが完了するスクリプトを用意しました。注意点として、ホームディレクトリ(/home/your-username)で tmp ディレクトリを作成している場合、一旦リネームしてから実行するようにしてください。

$ curl -L https://goo.gl/sWJe3F | sh

最後に…

今回はエックスサーバーに Git をインストールしましたが、基本的に他のレンタルサーバーでも大丈夫だと思います。ただ、他のレンタルサーバーの場合、使用できる SSH コマンドの種類が異なる場合があるので、もっと簡単に Git をインストールできるかもしれませんし、そうでもないかもしれません。

では、本日はここまで!

くっくるでした。

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Written by くっくる

WordPressを使ったウェブサイトの構築・HTMLコーディングの受託案件を中心に埼玉県にて活動中。バイラルメディア風にFacebook pageのいいね!ボタンを設置できるVA Social Buzzをはじめ、複数のWordPressプラグインを公開している。共著書として「エンジニアのためのWordPress開発入門」がある。

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